明日の政治を変えるために【おやじのつぶやき】
アベノミクスの金融緩和によって円安、株高が進んでいる。
いい方向に向かっているように感じるが
「円安」が必ずしも景気回復に向かうとも思えない。
国内の輸出産業のほとんどは円高時代に海外へ生産拠点を移している。
したがって円安になっても輸出が振るわず、原材料は値上がりして、
値上がり分を製品価格に転化できず苦しんでいる企業が多いという。
日本の雇用はこの1年間、数は増えているが
非正規雇用の増加がほとんどで正規雇用は20万人減となっている。
格差は確実に拡大しているのである。
我々庶民の日常生活は良くならず
一部の富裕層や大企業だけが今以上の大金持ちになり
富裕層の中の特権階級がさらに傲慢な政治をすすめている。
昨年9月に改造を行なってから半年も立たないうちに
多くの閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任した。
外交をアピールする為に
あえて口を挟まないでいい争いの中東へ自ら飛び降りて
「イスラム国」というテロリスト集団の反発を喰らってしまった。
国民の皆さんに聞きたい
本当にアベノミクスは我々国民を幸せにするのか?
これで『国民の生活を第一に考えている』と言えますか?
消費税増税後、日本経済は縮小しはじめた、
さらに10%増税を延期するために、ごまかしの選挙で持ちこたえてきたが
実際増税後、日本経済はどうなるだろうか?
正直、私は現在の自民党内閣に対して
不安と怒りしか浮かばない。
それも全ては、何でも身勝手に推し進める事のできる
一党独裁の政権にあると言えるのではないか。
一党独裁を終わらせて、せめて2大政党の構図を作っていけば
このような好き勝手な政権は存在しなくなるのです。
今年の4月には北海道知事選挙、札幌市長選挙が行われる。
高橋はるみ知事の4選阻止へ
札幌市出身のフリーアナウンサー佐藤のりゆき氏も
道知事選に出馬表明している。
自治労北海道本部も脱原発などで政策協定で
佐藤氏への推薦を決定した。
私も自民党幹部の顔色を伺いながら進めている現知事に代わって、
道民の生活を第一に考えられる北海道知事になってほしいと期待したい。
札幌市長選には自民党推薦の本間奈々氏に対抗して
民主党推薦で前副市長の秋元克広氏や、
無所属で出馬する元維新の党衆院議員秘書の飯田佳宏氏も出馬表明しており
是非とも札幌に新たな風を吹かしてほしい。
我々国民も明日の政治を変えるために
地方からでも徐々に一党独裁を切り崩す努力をしなくては
ならないのではないだろうか。
国民の皆さんにも
是非今回の選挙を意味のある選挙にしてほしいと願っております。
政治のあり方を最終的に決めるのは主権をもった我々国民なのです。