衆院解散総選挙、政権交代の時【おやじのつぶやき】

衆院解散がついに12月16日に決まりました。
ようやく、衆院選で民意を示す機会が訪れたのです。

これ以上日本経済が破壊されてしまう前に、
このチャンスがやってきたのは本当に幸いでした。

今振り返ると、
政権交代前の自民党は全てが行き詰まり、古い既得権益層との癒着など
制度疲労を起こし、すべての政策は迷走し、国民は落胆していました。

一見、目新しいように感じられた民主党に、
多くの有権者が何かを期待したのは不思議ではありません。

しかし、民主党政権の限界は鳩山政権の最初の数ヶ月でほとんど明らかになりました。
その後の菅政権や野田政権はただ失政を重ね、諸外国の侮りを招き、
日本の停滞や後退を進めてしまっただけと言っていいでしょう。

29年ぶりの「師走選挙」は「第三極」の台頭や政党乱立、
東京都知事選との「ダブル選」といった異例ずくめの展開となっている。

最大の波乱要素は政党の乱立だ。
平成8年、小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、
候補者を擁立した政党が最も多かったのは9党。
今回は現時点で15党が名乗りを上げている。

小選挙区は一選挙区から一人しか勝ち残らない選挙制度だから
似通った政党が乱立すれば票が分散して
大政党有利といわれます。
小選挙区制度の原則が機能して
民・自・公「野合翼賛体制」側が大勝することになる可能性が高いのです。

太陽の党と日本維新の会が合併を決めるなど、
「第三極」の結集に向けた動きが加速する中、
消費増税や脱原発など政策の違いを棚上げした「野合」との批判の声もあるし、
または選挙後に、連立を組む党も出てくる可能性が高いと思います。

しかし理念と政策の一致があるならば、この際、
自民や民主に対抗するには、仕方ないのではないか。

約3年と3ヶ月、国民の期待を裏切り続けた民主党政権を見てきて、
皆さんがこの3年間で何を学んだかを、
堂々と訴えるチャンスが到来したのです。

これだけ乱立している政党の中から
TPP問題なのか脱原発なのか、消費税問題なのか、
有権者が争点を造り上げる必要があり、党と言うよりは各候補者個人の
それぞれの訴えている考え方・政策を有権者が調べ、
その人物を、本当に日本を良くしていく覚悟を持った人なのかを
見極めなくてはならない。

日本の未来のために必要な道程だったと振り返ることができるような
選挙結果にすることが私たちの使命だと思います。
乱立政党で迷っている人達も、
最悪白紙でもいいから選挙に行って投票してください。
それが最低限の義務だと思います。
国民が動けば、必ず、政治も動く、これが民主主義政治なのです。

日本国民の皆さんの貴重な一票に期待します。



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