上がる増税、下がる投票率【おやじのつぶやき】

いよいよ迫ってきた7月4日に第25回参議院議員選挙が公示、7月21日に開票が実施される。
国の未来の行く末を左右する選挙であるので、有権者は勇気をもって投票へ行ってほしいと願っている。
衆議院選挙から2年、一党独裁が続くとどうなったか、今一度よく思い返してみてほしい。
日本はどのようになるのかは、有権者次第なのである。
一人一人が足を運ぶことで結果は変わってくるはずである。
政治の在り方を決めるのは一人一人の有権者なのである。

参議院選挙の前哨戦といえる地方統一選挙の投票率は年々下がっており
2015年では知事選が47.14%(北海道59.46%)、
都道府県議員選挙が45.05%(北海道58.61%)
市区町村長選挙が50.02%(北海道58.75%)
であったという。
北海道は比較的高いとはいえ、60%にも届かないのが現状である。
前回平成28年度の参議院選挙の投票率を年齢別でみてみると
10代が46.78%、20代が35.56%、30代が44.24%、
40代が52.64%、50代が63.25%、60代が70.07%
70代以上が60.98%となっており、年齢によって関心の低さが浮き彫りとなっている。

投票したい候補者がいない、投票してもなにも変わらない、などと言っていては
何も変わらないからといって選挙へ行かないのでは、何も変わらないどころか
自身の生活が変化することとなる可能性もあるのである。
政治に自分たちの声を届けるのは選挙なのである。
支持するところがない、自分には関係ないでは済まされないのである。

過去にも人口の例をあげたが、総務省発表の2019年6月の人口統計概算値によると
20代の人口はおよそ1124万人、30代の人口はおよそ1258万人
40代の人口はおよそ1857万人、50代の人口はおよそ1615万人
60代の人口はおよそ1647万人、70代以上の人口はおよそ2689万人とされている。
地域によって年齢別の人口は違ってくるが現在の人口に平成28年参議院選挙時投票率をあてると
20代の投票率35.56%で票数は399.69万票
30代の投票率44.24%で票数は556.53万票
40代の投票率52.64%で票数は977.52万票
50代の投票率63.25%で票数は1041.72万票
60代の投票率70.07%で票数は1154.05万票
70代の投票率60.98%で票数は1639.75万票
と現状の投票率では投票率の高い60代以上で約半数近い票となり
若い世代は自分には関係ないと選挙へ行かないのでは、関係ないどころか
自分達に不利になるばかりなのである。

今一度考えてほしい、一党独裁が続くようであれば過剰な忖度が行われていくだろう。
都合の悪いことには蓋をして、都合の良いことだけが出てくる政府になっていくのではないだろうか。
この先、公示がされれば各政党は公約やスローガンを揚げ選挙活動が活発となってくるだろう。
おそらく選挙前には、聞こえの良い全世代型社会保障やアベノミクスを加速といった言葉を並べ
都合の悪いことは隠し、選挙に臨むことだろう。
有権者一人一人はもっと関心を持ち勇気ある投票を行ってほしいと願っている。
一人一人が足を運ぶことで結果は変わってくるはずである。
再三申し上げるが、国民の声を届けるのは選挙しかないのである。



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